アワダチソウグンバイ

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アワダチソウグンバイ

鉢植のヒマワリに虫が付いています。

駆除しても、次から次へと出没します。

去年も現れた害虫なので、調べてみました。

「アワダチソウグンバイ」と分かりました。

平成15年の夏に、県内各地のキクでグンバイムシによる被害が発生しました。
採集した標本は、関西大学の宮武頼夫博士によって、
アワダチソウグンバイCorythucha marmorata(Uhler)と同定されました。
本種は平成11年に西宮市のセイタカアワダチソウで初確認された中南米原産の侵入種で、
近畿圏の各地に分布を拡大しています。

成虫(写真)は、3mmほど、相撲の行司が使う軍配に似た形をしています。
前翅に多数の褐色斑紋があり、周縁には小棘が列生することから他のグンバイムシ類と区別できます。
卵は葉裏の葉脈沿いに産み込まれ、幼虫は葉裏に集合しています。
加害する作物は主にキクやヒマワリなどのキク科作物とサツマイモ、
アメリカンブルーなどのヒルガオ科作物です。
成虫と幼虫の吸汁によって葉表にハダニ被害よりやや大きい白斑が発生し、
葉裏にはアブラムシ被害に似たスス症状が発生します。


EOS10D + TAMRON SP AF90mm F/2.8 MACRO