ボランティア バスツアー

 ボランティア バスツアー 
 
 
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E-P1 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
 
10月3日から3泊4日で東北6県の観光地を巡る旅に行ってきました。
 
その折、東北自動道の安達太良SAでこんなツアーバスを見た。
 
「東日本震災復興支援 宮城県ボランティア」
 
コース番号 35401
 
ネットで調べてみたら、2泊3日で
 
登米市南三陸町気仙沼市石巻市のいずれかでボランティア活動をする旅。
 
宿泊先を確保し、活動先への送迎をしてくれる。
 
衣食住足を自前で整へ、手軽にボランティアに参加できるシステムです。
 
われわれのツアーはただの観光、直接ボランティアで支援する旅ではないが、
 
東北6県の観光地を巡り、そこでお金を落とし、
 
観光復興につながればと言う旅です。
 
大したお金、落としませんでしたがね!。
 
ところで、安達太良(あだたら)SAの名は、
 
背後にある安達太良山から取ったものですが、
 
安達太良山と言えば、
 
 
「東京に空がない。」という智恵子の痛切な訴えを、
 
光太郎は「あどけない話」として受け止めている。

あどけない話

智恵子は東京に空がないと言ふ、
ほんとの空が見たいと言ふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。
 
私は、智恵子抄と言えば、二代目コロンビア・ローズの歌を思い出す。

東京の空 灰色の空
ほんとの空を 見たいという
拗ねてあまえた 智恵子
智恵子の声が
ああ 安達太良の山に 
今日も聞こえる

千代紙が好き 折鶴が好き
故郷の空へ 飛ばすという
願いひとすじ 智恵子
智恵子の夢が
ああ 安達太良の山に 
今日も羽ばたく

まごころの花 純情の花
散らない花が 欲しいという
黒い瞳の 智恵子
智恵子の姿
ああ 安達太良の山に 
今日も生きてる