親指AF
親指AF
先日紅葉撮影に出かけた、けいはんな記念公園での出来事。
二人連れの話し声、「そんな時は親指AF使ってたら便利や・・・・」
ちょうどこの画像を撮っていた私も親指AF使用中でした。
EOS5D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
(バッテリーグリップ側*ボタンで親指AF)
一眼レフをある程度使いこなしている人はご存知だと思いますが、
一応、親指AFとは何ぞや。
一般的に写真を撮る時は、
人差し指でシャッターボタンを半押しでAFロック(ピントが合う)し、
続けて全押しすればシャッターが切れます。
親指AFとは、
シャッターボタン半押しのAFロック機能を別のボタンに振り分ける事です。
EOS5Dの場合はAEロックボタン(*)に
AFロック機能を持たせ親指でピント合わせをします。
EOS40D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
そんな、親指と人差し指二本使うより、
人差し指一本でシャッターボタン押す方が簡単やん。
その通りですが、親指AF使い慣れると使い勝手よいです。
私は、中央のAFセンサーでAFしますので、
弾けた実の画像を撮影する時、
一般的なシャッターボタン撮影では、
中央に弾けた実を入れてシャッター半押し(AFロック)、
これで弾けた実にピントが合いました。
シャッター半押しのままカメラをずらし
構図を変えて(弾けた実を画面下にもってくる)ボタン全押し、シャッターを切る。
これがシャッター半押しAFロック(フォーカスロック)です。
これで何が不便なのと言うことですが、
浅いピントのマクロ撮影の場合、
中央でピント合わせてカメラをわずか動かすだけでピントがずれます。
そこで、シャッター半押しAFロックのままMFでピント調整するわけですが、
その時、人差し指の緊張が緩みシャッターボタン半押しが外れる時がある。
すると、最初の動作からピント合わせをするはめになる。
そんな時、親指AFだと、
中央センサーで被写体を捕らえ、親指AFでAFロック。
ボタンから親指を離せばAFロックしたままなので、
カメラをずらして構図を決めMFでピントを調整、
シャッターを切る。
な~んだ!、MFでピント追い込むのなら、
はじめからMFで撮影したらと言われそうですが、
文明の力AFを使えばピント合わせはMFオンリーより素早く出来ます。
スポーツなどの動き物を撮影する人は、
AFモードをAI サーボにし、親指AFを使う人が多いです。
すべとの撮影で親指AFは有効と言う人も居ますが、
望遠やマクロレンズで親指AF有効ですが、
標準や広角レンズでは人差し指AFで十分と私は感じます。
撮影スタイルも人それぞれですが、
この親指AFテクニック知っておいて損はない。
EOS5D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
この親指AF、一昔前までは、キヤノンユーザーだけの特権でした。
最近では他のメーカーにもこの機能があり、
さらに、AFーONボタンなど親指AF専用ボタンが追加されています。