密約

 密約 
 
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EOS40D + EF24-105mm F4L IS USM
 
15日、誰が言ったか、汚い大河ドラマ平清盛」を観た後、
 
南極大陸」の後番組、TBSテレビ系連続ドラマ「日曜劇場 運命の人」を観る。
 
こちらも歴史ドラマだ!。
 
沖縄返還をめぐる日本政府と米国の密約を追及するために動いた記者の話。
 
私も「運命の人」の時代を生きてきたので、リアリティーを感じる。
 
総理大臣佐藤 栄作(劇中=佐橋慶作)の時代である。
 
佐藤 栄作の大きな仕事が小笠原諸島・沖縄の返還実現で、
 
現実にあつた西山事件
 
別名、沖縄密約事件、外務省機密漏洩事件が元。
 
第3次佐藤内閣当時、米リチャード・ニクソン政権との沖縄返還協定に際し、公式発表では米国が支払うことになっていた地権者に対する土地原状回復費400万ドルを、実際には日本政府が肩代わりして米国に支払うという密約をしているとの情報をつかみ、毎日新聞社政治部の西山が社会党議員に漏洩した。
 
ドラマでも、土地原状回復費400万ドルがリアルに出てくる。
 
この沖縄密約事件などが原因で辞任し、その後が、
 
よっしゃ、よっしゃの田中角栄総理と続く。
 
田中角栄(劇中=田淵角造)が一番似ていたな~。
 
ニクソン大統領と言えば、この時代ニクソン・ショックがあった。
 
ドルと金との交換停止を宣言、すなわち金本位制が崩れた。
 
金1オンスが貨幣35ドルと交換できた。
 
戦後日本円は、1ドル360円の固定相場でしたが、
 
以後、変動相場制になり、今日この頃は、1ドル70円台である。
 
1950年から1970年代、終戦直後の復興から続く一連の高度経済成長を
 
東洋の奇跡」と呼ばれています。
 
朝鮮戦争ベトナム戦争特需や、東京オリンピック大阪万博特需もありましたが、
 
1ドル360円の固定相場のおかげとも言われています。
 
南極物語」そして「運命の人」は激動の昭和史ですね。
 
私、1950年に生まれ、1970年二十歳の時、
 
イカー・カローラスプリンタに乗って大阪万博で弾けてました。
 
我が青春 ALWAYS 墨江五丁目の夕日。
 
沖縄返還前は、本土から沖縄へ行く場合、
 
海外旅行同様、パスポートとビザの申請が必要で、
 
さらに沖縄では1958年からドル通貨が使われ、
 
交通ルールは右側通行、まさにアメリカです。
 
高校3年の時、社会科の先生が夏休みに沖縄旅行すると言っていたが、
 
ビザが取れず沖縄に行けなかった。
 
その原因は、先生の息子さんが学生運動をしていたからである。
 
70年安保闘争日米安保条約自動延長)のデモで逮捕されていた。
 
この時代、進学クラスの高校では全学連予備軍がいたな~。
 
我が校は工業高校、学生運動とは無縁、遊びに専念!!!。