吸水

 吸水 
 
アオスジアゲハが飛んできた。
植木鉢のミカンの木に産卵するのかと思ったが、違った。
(毎年、アゲハ蝶がミカンの葉の裏に産卵する。)
 
地面の水を吸っている。
長居公園で時々見かける光景である。
 
吸水行動(きゅうすいこうどう)といって、
なぜこの様な行動を蝶たちがするのか、
まだはっきりと分かっていません。
現在次の2つの説が有力となっています。
 
体温調整説。
吸水行動が、暑い日に集中的に見られるため、
体温の上がりすぎた蝶が体を冷やすために水を飲んでいるという説。
多くの蝶が吸水しながら、おしりから水を排出しているのが観察されています。
 
この行動で不思議なことがあります。
ほとんどの吸水している蝶たちがオスであることです。
しかもその多くが羽化したばかりのオスばかりなのです。
このことから、
もうひとつの説、栄養成分補給。
オスが必要としているナトリウムは、
蝶が活発に飛び回るために必要な栄養素とされています。
つまり、メスを探して活発に飛び回るオスは、
筋肉の運動に必要なナトリウムイオンを、
この様な吸水によって補給するというものです。
 
イメージ 1
DMC-GX7 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
TV 1/1600  AV 2.2  ISO 200  焦点距離 45mm
 
 
 
Hatena Blog 「maido」も観てね!。