粒とヒゲの件
粒とヒゲの件
トウモロコシの粒の数はヒゲの数と同じ。
粒の数は必ず偶数である。
ほんとかな~?。
トウモロコシの粒とヒゲの数が同じなのは、なんとなく分かるのですが、
必ず偶数と言うのはどうかなと疑問符。
植物園に花撮影に通っていると、
おしべ、めしべ、実、種の事がなんとなく知識として蓄積されていきます。
で、
トウモロコシの種子である粒は、もとは雌花(めばな)で、
ひげは雌花から伸びているから同じ数でなければ辻褄が合わない訳です。
ところが、店頭に並んだ皮付きヒゲ付きトウモロコシは必ずしも同じ数ではない。
夏のミステリーですが、話しは簡単。
流通の段階でヒゲが取れたのである・・・・。
粒の数は必ず偶数である件。
粒は雌花で、花は2つ1組で咲くので粒も2つで偶数になる訳です。
トウモロコシは1つの茎に雄花(おばな)と雌花(めばな)ができる。
茎のてっぺんにあるのが雄花、途中にできるのが雌花です。
雄花から出た花粉が、雌花のめしべであるヒゲに付くことによって受粉する。
雄花の固まりのことを雄穂(ゆうすい)、
雌花の固まりを雌穂(しすい)と呼び、
1本のトウモロコシが雌穂です。
子供の頃、大阪市南部ですが、
「ナンバンキビ」の「ン」が消えた「ナンバキビ」と言ってました。
この呼び方は我が地域だけですかね!?。
トウモロコシの呼び方は地方により色々ありますが、
関西では「ナンバ」と呼ぶそうです。
南蛮黍(なんばんきび)の略称です。
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