オンドル

 オンドル 
 
画像は、14世紀後半から20世紀まで続いた朝鮮王朝の古宮のうちの一つ
昌徳宮(チャンドックン)のオンドルの煙突です。
 
朝鮮半島では冬の厳しい寒さ対策のため、独特の建築構造を発展させ てきました。
それが韓国ならではの床暖房「オンドル」です。
 
昔の一般家庭では、台所のかまどの煙を床下を通して室外の煙突から逃がす構造です。
昔の日本の暖房は囲炉裏(いろり)でしたから暖房設備は韓国の方が進んでいたのです。
しかし、オンドル構造ゆえに、日韓併合の時代まで二階建ての家屋は無かったのです。
 
しばし歴史の勉強。
 
日韓併合とは、1910年から1945年まで、
韓国併合ニ関スル条約」に基づいて大日本帝国大韓帝国を併合した 事実を指す。
 
韓国併合は、日本による朝鮮半島の植民地化・侵略であると主張する人がいますが、
日本が武力で制圧し占領したことで実現したものではなく、
当時の大韓帝国が日本の統治下に入ることを選択し、
条約を締結することで実現したものです。
 
悪いイメージの韓国併合ですが、
その時代に、土木・建築技術を韓国に伝えました。
そこで二階建て以上の建築が出来るようになったのです。
ちなみに、現在でも韓国の建築業界で使われている建築用語に日本語が残っています。
「建築(けんちく)」は、韓国語で건축(コンチュク)という。
「建築現場従業員」のことを노가다(ノガダ・土方)、
「足場」のことを아시바(アシバ)、「手直し」のことを데나오시(テナオシ)など。
 
韓国併合」や「日韓併合」といった場合の「韓国」は、
現在の大韓民国ではなく、大韓帝国のことで、
現在の韓国と北朝鮮をあわせた朝鮮半島一帯を治めていた国のことです

この大韓帝国とは、元は朝鮮、または李氏朝鮮(りしちょうせん)という国名でしたが、
この李氏朝鮮という国は、一口で言ってしまえば中国(明や清)の属国でした。
 
李氏朝鮮という国は、1392年から約500年間朝鮮半島を支配していた王朝でした。
そもそもこの国は、
それまで朝鮮半島を支配していた高麗の臣下である李成桂(り せいけい、イ・ソンゲ)という人物が、
主君を裏切り、明の力を借りて王の座についた国であったため、
李王朝建国後も継続して明の支配下に置かれ、
続く清王朝にも引き続き属国として扱われました。
 
でこの時代、500年あまりもの長きにわたり、文化が停滞し、
国民が虐げられつづけた歴史が朝鮮半島にはあったのです。
 
そして、日清戦争に勝利した日本は、そんな李氏朝鮮を清から独立させ、
500年ぶりに朝鮮半島で苦しんでいた人々を救うことになります。
 
朝鮮を、日本が併合した最大の理由は、
勢力を南下させる動きを見せていたロシアの脅威でした。
李氏朝鮮は、ロシアから自国を守る力はありませんでした。
北のサハリンと朝鮮半島とで挟み撃ちの形となると、
日本への侵略を食い止めるには、
朝鮮半島を死守しなければならない状況にあったのです。
 
そこで日本は朝鮮半島を近代化し、
ロシアの進出を防ぐために影響力を及ぼそうとしましたが、
李氏朝鮮を属国として扱ってきた清がそれを許しませんでした。

そして、日本と清との間で勃発した戦争が「日清戦争」(1894〜1895年)です。

日本は日清戦争に勝利し、朝鮮半島を独立させることに成功します。
この戦争の直後から李氏朝鮮大韓帝国と改めました。
 
朝鮮の王であった高宗は、自らを「王」から「皇帝」に昇格させ、
清の「皇帝」と肩を並べたということで、清からの独立を喜んだわけです。
そして大韓帝国は清に代わって日本の影響下に入り、
その後の韓国併合に繋がっていくことになるのです。
 
日韓併合によって韓民族が享受した社会の改善点を挙げると、
一、両班・常民・賤民などの階級制で、少数の支配者が住民の大部分を服従させる悪弊が払拭された。
二、放置制度のもとに公正な裁判が行われるようになり、賄賂の習慣が一掃された。
三、私有財産制度の確率・処分・移動・職業選択と居住の自由と経済秩序の確立。
四、鉄道・道路・橋梁などの交通機関の整備により、経済が活性化し、李朝での飢餓問題も解決された。
五、教育が普及し、医療制度も近代化して予防制度が確立した。
 
あらゆる面で改善された結果、
清の属国時代には、右肩下がりであった人口が、
わずか30年ほどの日本統治時代に倍増したのです。
 
現在、韓国併合を、日本が一方的に韓国を搾取し、
韓国人を苦しめ、虐げたかのように言われていますが、
さて、そうなのでしょうか?????。
 
イメージ 1
DMC-GX8 + LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S.
TV 1/250 AV 5 ISO 200 焦点距離 12 mm
 
 
Hatena Blog 「maido」も観てね!。