完成車検査

 完成車検査 

日産が、国内の全工場で「完成車検査」不正をしていた問題。

 完成車検査というのは、国土交通省との約束に基づいた検査。
生産工程がすべて終了した後に、独立した検査とし実施されるものなのです。
その目的は、国土交通省に申請・届出した通りに生産されているかどうかを確認すること。

国内向けに生産するクルマは、
国土交通省との約束に基づいた体制で、
型式指定制度における完成車検査(完検)を実施することにより、
そのまま登録できます。

本来であれば一台ずつ車検場で検査する必要があるわけですが、
同一車種が大量生産される乗用車においては、
申請したのと同じ仕様となっていることをメーカーが検査すれば、
保安基準を満たしていると認める制度を「型式指定制度」と言います。

日産の問題は、約束した体制(正規の検査員)ではない非正規の検査員によ作業が行なわれたため、
完成車検査が行なわれなかった事になります。
と言う事は、販売店が登録できないクルマを販売登録した事になります。

抜き打ち検査でバレちゃったわけですが、他のメーカーは大丈夫????。

リコール対象になるのは2014年1月~2017年9月に製造された計123型式38車種で、
日産以外のいすゞ自動車、スズキ、マツダ三菱自動車工業OEM供給した車両も含まれ、
対象台数は114万6671台です。
2014年1月以前のクルマは、すでに3年経過して車検を受けているため対象外です。


イメージ 1
EOS 5D Mark Ⅲ +  EF24-70mm F4.L IS  USM
AV 4 TV 1/4000 ISO 200 焦点距離 70 mm
 
 
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