世界遺産「ハロン湾」
波止場を出て昼食もすんだ頃、世界遺産「ハロン湾」の光景が眼に飛び込んでくる。
観光船の群れが一つの水路に吸い込まれていく。
水面は穏やかで凪ぎ、空はうす曇、霧か霞か遠景がもやっている。
ハロン湾とは、
ハロン湾(ハロンわん、ベトナム語: Vịnh Hạ Long, 漢字: 灣下龍)は、ベトナム北部、トンキン湾北西部にある湾の名称であり、大小3,000もの奇岩、島々が存在する。漢字表記は下龍湾。伝承では、中国がベトナムに侵攻してきた時、龍の親子が現れ敵を破り、口から吐き出した宝石が湾内の島々になったと伝えられている。 現在は無人だが、約7,000年前の新石器時代にはわずかに人が住んでいた。また、数世紀前までは海賊の隠れ家として利用され、また モンゴル軍の侵攻の際には軍事的に利用された。
彫刻作品のような島々の景観は、太陽の位置によって輝きが変化し、雨や霧によってまた趣のある雰囲気を醸し出す。 地質学的には北は桂林から南はニンビンまでの広大な石灰岩台地の一角である。石灰岩台地が沈降し、風化作用によって削られ、現在の姿となった。
1994年にユネスコの世界遺産(自然遺産)指定。
EOS5D + TAMRON AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di VC