ノルマンディーの在日コリアン

 ノルマンディーの在日コリアン
 
 
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Koreans in Normandyこの1枚の写真、それにまつわる驚くべきエピソードから、
 
 
昨日の夜この映画を観に行く。
 
葉子さんの好み、オダギリジョーチャン・ドンゴンの映画と言うだけで、
 
日本兵満州からソ連そしてノルマンディーで戦ったていどで
 
詳しい内容も知らないまま観た。
 
この写真の人物のエピソードは、
 
日本統治下の朝鮮で1938年に日本軍に徴用され、
 
ノモンハン事件で1939年にソ連軍に捕虜となり、
 
1941年冬のモスクワの防衛にソ連兵として
 
ドイツ軍の捕虜となる。
 
そして、1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦
 
ドイツ兵として連合軍の捕虜となる。
 
日本軍、ソ連軍、ドイツ軍として戦い、
 
中国大陸、シベリア大陸ヨーロッパ大陸と12000キロを移動した。
 
嘘のようなホントの話。
 
ほかにこんな写真もあります。
 
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こうした歴史の偶然も否定できない。
 
限りなく真実に近いドラマである・・・・?。
 
物語は京城(日本語読みでけいじょう)現ソウルで、
 
 
そして、お互い軍人となり満州国のモンゴルとの国境ノモンハンで運命の再会。
 
ここでの軍事衝突ノモンハン事件
 
ソ連軍の捕虜となり大陸横断のドラマが始まるわけですが、
 
ここで、女性や戦争史に興味がないときずかないネタ。
 
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山本太郎さん出演してました。この後仕事が激減!。
 
そんな話ではなく、軍服の襟章に注目!。
 
「64」の数字ですが、
 
当時満州にいた関東軍第23師団の歩兵第64連隊の「64」です。
 
他の第23歩兵団は、歩兵第71連隊と歩兵第72連隊です。
 
第23師団には歩兵連隊のほかに
  • 捜索第23連隊
  • 野砲兵第13連隊
  • 工兵第23連隊
  • 輜重兵第23連隊
  • 第23師団衛生隊
  • 第23師団通信隊
  • 第23師団制毒訓練所
  • 第23師団兵器修理所
  • 第23師団病馬収容所
  • 第23師団防疫給水部
とあり、第23師団はこのノモンハン事件でほぼ壊滅。
 
自決した連隊長は
 
歩兵第64連隊長、歩兵第72連隊長、師団捜索隊長の三人で
 
劇中、歩兵第64連隊長も自決、戦争史に基づいている。
 
義務教育では習わないノモンハン事件
 
簡単に言えば、
 
1939年(昭和14年)5月から同年9月にかけて、
 
満州国モンゴル人民共和国の間の国境線をめぐって発生した
 
日ソ両軍の国境紛争事件ですが、
 
映画を観た機会にノモンハン事件を探っていくと・・・興味深い事が次々と・・・・。