ハロウィン=フリーズ

 ハロウィン=フリーズ  
 
 
フリーズ(Freeze)=動くな!
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ハロウィンと聞けばフリーズと今でもすぐに思い浮かぶ。
アメリカで起きたハロウィンに関わる日本人留学生射殺事件の事だ。
ふり返れば今年で20年になる。
 
1992年10月17日、ルイジアナ州バトンルージュにAFSを通じて留学していた日本人の高校生、
服部剛丈(はっとり よしひろ、当時16歳)が、寄宿先のホストブラザーとともにハロウィンのパーティに出かけた。しかし、訪問しようとした家と間違えて別の家を訪問したため、
家人ロドニー・ピアーズ(当時30歳)から侵入者と判断されてスミス&ウェッソン社製の.44マグナム装填銃を突きつけられ、「フリーズ(Freeze「動くな」の意)」と警告された。
しかし、服部は「パーティに来たんです」と説明しながらピアーズの方に微笑みながら進んだため、
玄関先、ピアーズから約2.5mの距離で発砲され、出血多量により死亡した。

 その後被告は刑事裁判では無罪になったが、
遺族が起こした民事裁判では正当防衛が認められないとして有罪となった。
 
当初フリーズ(Freeze動くな)をプリーズ(pleaseどうぞ)と聞き間違えた
悲劇と報道されましたが、真相は聞き間違えではなかった。
 
この事件は、
銃を身近にある日常的なものとして暮らしているアメリカ人と、
日常生活で銃を目にする機会がほとんどない日本人とで、
銃に対する意識が大きくかけ離れていること、
アメリカには銃で自らや家族を防衛する正当防衛を容認する文化が存在すること、
そして、郊外住宅地の保安、ハロウィンの時期、訪問先を間違えた、
お互いの勘違いなど多くの要素が重なり起きたといわれています。
 

 
今年もこんな事件が起こりました。
CNN.co.jp 10月23日(火)10時7分配信
(CNN) ペンシルベニア州西部の町で20日夜、仮装してハロウィーンのパーティーに参加していた少女(9)が、親族の男性に散弾銃で撃たれた。少女は22日朝の時点で生死の境をさまよっている。

地元警察の調べによると、少女は黒い服に黒い帽子を着けてパーティーに参加。会場の外を参加者20~30人が行き交うなか、丘に隠れようとしていた。その姿を遠くから見た親族の男性がスカンクと間違えて発砲し、少女は首と背中、腕に銃弾を受けた。

午後8時すぎで、あたりは暗かった。少女は空路、約50キロ離れたピッツバーグ市内の病院へ搬送され、集中治療室に収容された。

警察は発砲した男性を起訴するかどうか、まもなく判断を下すとしている。酒を飲んではいなかったという。男性の名前や少女との続柄は公表されていない。