音頭取り

 音頭取り 
 
山鉾の前に立ち、掛け声と同時に扇子で合図をし、
曳き鉾、曳き山の進行、停止の合図(指揮)を取る人を音頭取りと呼びます。
 
この音頭取りは通常 2人ですが、辻回しになると 車の上に2人乗り4人になります。
 
なぜ4人になるのか、その訳は調べてみましたが、雰囲気を盛り上げるぐらいの記述しかない。
勝手に判断すると、曳く人が横方向になるので音頭取りの動作が見やすいように、
あるいは、昔々目立ちたがり屋が回転しない車に乗ったのが引き継がれている。
 
音頭取りは浴衣姿ですが、菊水鉾の音頭取りは烏帽子に袴姿。
手に持つのは扇子ではなく天狗のうちわ(菊の葉)、「福寿海無量」と書かれています。
 
「福寿海無量」とは、「観音経」の中の一句。
 観世音菩薩の功徳は「福を聚めた大きな海のように量に限りが無い」という意味である。
よく分からん・・・
ただその功徳は計り知れず深く大きいだけにもたらされるものは
私たちにとって必ずしも好ましい結果ばかりではない。
愛するものとの別れや顔をあわせるのも嫌な人との巡り合いなど、
長い人生の中で起こるさまざまな苦悩や困難、
それらもすべて観世音菩薩の功徳であると云える。
なぜならそれは私という人間に人生の奥深さを知らしめ、
より人間的・精神的に成長させるための方便だと云えるからだ。
失敗を成功へのばねにし、
不幸や不遇を転じて幸福や勝利に結びつけようと努力する人にこそ観世音菩薩は微笑む。
人生は心がけ次第で、見方次第で「福でいっぱいの海」になりうるのだ・・・・。
 
イメージ 1
EOS 5D Mark Ⅲ + EF70-200mm F4L IS USM
TV 1/1500 AV 5.6 ISO 200 焦点距離 144mm
 
 
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