おもかる石

 おもかる石 
 
犬山城下の神社に「おもかる石」があった。
同じような石は結構色んな神社にあるんですね。
 
願い事をして石を持ち上げ、
思ったよりも軽く持ち上げられたら願いがかなうと言う代物です。
 
誰もが持ち上げられる重さの石で、持ち上げる姿勢で出来る。
そして、自分自身が持ち上げて重いか軽いか判断するのですから、
これほどいい加減な占いはありません。
 
私の幼い頃、母親がよく通っていた「おもかる石」は、
持ち上がるか持ち上がらないかで願い事をします。
 
石が置かれている高さが、
小柄な母親の胸の辺りでしたので、地面から120cmぐらいですかね。
そして周りに木の柵が有り、柵の隙間から手を伸ばして石を掴む。
「前に習え」の姿勢で手を伸ばし、すこし両手を下げると石の位置で、
掴んで持ち上げると両手が肩の高さの位置。
ちょうど「前に習え」の姿勢が石を持ち上げた姿勢です。
腕を伸ばした状態の腕力だけで持ち上げる真剣勝負です。
 
母親が軽々と上げていた記憶はありません。
何時も数センチ上がったかな程度だったと記憶しています。
記憶しているやり方は、まず願いを込めずに持ち上げ、
次に願いを込めて持ち上げる。
願いを込めた時の方が高く上がれば良しだったと記憶する。
 
人間は、普通の時の三倍の筋力があるそうです。
普段は、筋肉や骨を痛めないようにリミッターが働いている。
ある意識状態の時、このリミッターが解除され、
「火事場のバカ力」 と言われるような力が出るらしい。
おもかる石もこの原理で、ある願いに対して真摯に思う時、力が出るのでしょう。
 
私、一度も「おもかる石」に願い事はしていません。
だって、持ち上げられないんですもの?!。
 
イメージ 1
DMC-GH4 + LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S.
TV 1/60 AV 8 ISO 400 焦点距離19 mm
 
 
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