モバイルバッテリー

 モバイルバッテリー 
 
国際民間航空機関(ICAO)は、旅客機でのリチウムイオン電池の輸送を4月1日から禁止すると発表した。
 
 各航空会社は、これまでもリチウム電池持ち込みに関するルールを個別に定めてきた。
日本航空JAL)と全日本空輸ANA)はリチウム含有量2グラムを超えるか、
ワット時定格量が160Whを超える電子機器や単体バッテリーは機内持ち込み、
預け入れともに禁止している。
ちなみに、この基準は航空各社軒並み一緒のようだ。
・機器内臓のリチウムイオン電池160Wh以下であれば制限なし
・予備電池のワット時定格量100Wh以下であれば個数制限なし
・予備電池のワット時定格量100Whを超え160Wh以下は2個まで
・本体内蔵及び予備電池に関わらず160Whを超えるものは機内持ち込みも手荷物預け入れも不可。
 
スマホなどの充電用にモバイルバッテリーとデジカメ用予備バッテリーを旅行に持って行く。
旅客機に乗るときは注意していたつもりでしたが、
台湾からの帰りにスーツケース内のモバイルバッテリーが保安検査で引っかかった。
 
なぜポカをしたかと言うと、日本から出る時にスーツケースに入れていてO.Kだったのである。
台湾で使わずスーツケースに入ったままだった。
後で考えるとあの時の事が思い出される。
 
関西空港、搭乗後、座席まで地上係員の女性が手荷物の半券を確認に来た。
「xxx様ですか、お預け入れお荷物は一つですか、クレームタグ(荷物の半券)を拝見いたします。」
確認すると「ありがとうございました。」と言って立ち去った。
夫婦で1個の荷物だったのですが、そのことを確認しに来たのかと、その時は思った。
 
しかし、台湾で保安検査で引っかかり、出せと言われた訳である。
日本でのあの時の地上係員の行動は、
モバイルバッテリーを預け入れしやがった客はどんな奴や!、と怒っていたに違いない。
乗客は確かに乗っているのか、怪しい人物ではないのかを確認しに来たのであろう。
 
ところで気になるモバイルバッテリー上限容量の160Wh(160ワットアワー)です。
手持ちのモバイルバッテリーやデジカメのバッテリー容量が気になります。
 
Ah(アンペアアワー)
A(アンペア)は電流、
h(アワー)は時間、
1hは1時間を表します。
えば『12V 30Ahのバッテリー』は、
1Aの電流なら30時間
10Aの電流なら3時間
30Aの電流なら1時間
取り出せる分の容量ということになります。
 
Wh(ワットアワー)
W(ワット)は電力、
h(アワー)は時間。

電力(W)は電圧と電流の積です。
W = 電圧(V) × 電流(A)

Wh(ワットアワー)は電力と時間の積です。
Wh = 電力(W) × 時間(h)
例えば『12V 30Ahのバッテリー』は、
12VX30AX1h=360wh
『360whのバッテリー』といえます。
60Wの電力なら6時間
120Wの電力なら3時間
360Wの電力なら1時間

取り出せる分の容量ということになります。
 
自分自身が持っているモバイルバッテリーの「Wh」を計算してみた。
出力5Vの20000mAh。
20000mAh=20Ah
V X A X h = Wh
5VX20AX1h = 100Wh
100Whですから機内持ち込みO.Kですね。
 
Canon バッテリーパック LP-E6は、DC7.2V1,800mAh。
7.2V X 1.8Ah = 12.96Wh
何個でも機内持ち込みO.K。
何個でもO.Kでも100や200個持ち込んだら違う意味でNO!でしょう。
 
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