槐
 
木に鬼と書いてエンジュ(槐)、長居植物園にはエンジュとシダレエンジュが植えられています。
 
名板には、漢字は無くカタカナのみの表示でしたので、今まで興味が有りませんでした。
槐と漢字で書かれていれば、もっと前に興味を示していたかもしれません。
 
エンジュは、中国北部を原産とするマメ科落葉性の高木です。
もともとは薬木として利用されていました。
その後、排気ガスなどの公害に強いとされ、
街路樹や庭木として日本全国に植栽されていきました。
 
枝には羽のように並んで葉っぱをたくさん茂らせます。
葉っぱの表面は緑色、裏面は緑白色で短い毛が生え、
フェルトのような触り心地が特徴です。
 
夏、小さな花が枝からぶら下がるように咲きます。
結実するとマメ科特有のさやを作り、中に種を付けます。
この種や花にはルチンという成分が含まれ、
止血や高血圧を予防する漢方薬にもなる。
 
エンジュはその丈夫な性質と、名前が「延寿」に通じることから、
中国では「出世の木」や「長寿の木」として大切に扱われてきたそうです。
ならば、最初から「延寿」と名付ければよかったのに、
なぜ木に鬼の「槐」なのでしょうか?。
 
イメージ 1
EOS 5D Mark Ⅲ + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
TV 1/350 AV 6.7 ISO 200 焦点距離 400 mm
 
 
Hatena Blog 「maido」も観てね!。