瞻星台(チョムソンデ)

 瞻星台(チョムソンデ) 
 
韓国旅行1泊目、慶州の温泉付きリゾートホテルに向う道すがら、
暗がりの中ではありますが車窓より韓国天文台「瞻星台(チョムソンデ)」をチラッと見ました。
 
その前に高速道路サービスエリアでレプリカを見ていました。
 
韓国の南東部、慶尚北道(キョンサンプット)に位置する慶州(キョンジュ)は、
約1000年間、新羅(シルラ)王朝の都があった都市。
当時の文化財が残る地域は歴史遺跡地区とされ、ユネスコ世界遺産に登録されました。
その主要部が、
新羅王朝の歴史薫る月城(ウォルソン)地区と古墳群が密集する大陵苑(テヌンウォン)地区で、
東洋最古に作られたと推測される天文台の瞻星台(チョムソンデ)などがあります。
 
瞻星台に使われている石が全部で361個半。
これは陰暦の1年を表しています。
 
中間に四角形の窓のようなものが作られていますが、
この窓の上段を基準に最上段までが12段。
下段から最下段までも12段。これは1年12ヶ月。
そして24節気を表現しています。
 
四角形の窓は出入口として使われていました。
内部を見ると下から12段目までは土で埋まっており、
出入口にはハシゴをかけた。
 
出入口の少し上には井桁状に長い石が組まれ、
その上段は外部に露出しています。
ハシゴで中に入り井桁を通じて最上部まであがったと考えられています。
 
昔はここでどのように天体観測が行われていたのか興味津々ですが、
観測方法や観測記録などは残っておらず不明です。
天文台と言いましたが、建造物が天文台であると最初に主張をしたのは、
日本の気象学者で朝鮮総督府観測所所長をつとめた和田雄治であるそうです。
 
 瞻星台の位置は新羅時代の天文観測の標準線になっていたと考えられている。
最上段の井桁の石は正確に東西南北の方位を指している。
 春分秋分の時には日差しが瞻星台の底まで照らし、
夏至冬至には底に日差しが届かず、
春夏秋冬を分ける役割をしているとのことだ。
 
そのほかに太陽時計説がありますが、
陽の入りかたを観測していたのなら太陽時計説か?。
 星は観測していなかったのか?。
 仏教の霊山である須弥山を模った祭壇ではないかという説もある。
 
韓国通おばさんによると、天体観測と言えば、
韓国KBSで1月から放送された朝鮮王朝を舞台にした「蒋英実(チャン・ヨンシル)」は、
4代王・世宗の治世時代(1418~1450年)に活躍した科学者で、
水時計日時計や天体観測器具などを開発した
「朝鮮王朝最高の科学者」と呼ばれている偉人の物語だそうです。
 
イメージ 1
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