ホッキョクグマ

 
 
ホッキョクグマは地上最大の肉食動物です。
肉食獣のわりには、ひょうきんな顔をしています!。

現在の推定個体数は22,000頭。
約60%がカナダに生息しています。
ホッキョクグマは一時、狩猟などにより絶滅が心配されましたが、
その後、国際的な保護活動により、危機を脱しました。
しかし、現在は新たに、地球温暖化や北極圏の環境悪化などの影響を受け、
個体数が減っていると見られています。
 
ホッキョクグマは陸生の動物ですが、
実際には生涯のほとんどを氷で覆われた海の上で過ごします。
餌の捕獲も氷上ですので、
温暖化で安定した定着氷域が減ると餌場を失うわけです。
 
ホッキョクグマは主に捕らえた獲物の脂肪を食べるんですね。
これは体に皮下脂肪を貯え、厳しい寒さを耐えるためです。
特に、体脂肪の多いワモンアザラシの赤ちゃんは大事な栄養源で、
アザラシの繁殖期である4月の終わりから7月半ばまでは、
ホッキョクグマの貴重な狩りのシーズンとなります。
 
夏、大陸沿岸の氷が解けはじめると流氷が多くなり、
安定した定着氷域が少なくなると、
ホッキョクグマは再び海が凍結する秋が来るまで、
北極海沿岸部の陸地で暮らさことになります。
この間、食料が少なくなるため断食のような状態が3~4ヵ月続きます。
妊娠中のメスは秋に巣ごもりして出産し、
翌春まで外に出ないので、絶食が最長8ヵ月にも及ぶ場合があります。
クロクマの冬眠とは逆ですね。
 
天王寺動物園のイッチャン(ホッキョクグマ)も絶食しているのでしょうか?。
多分していないでしょうね。
 
イメージ 1
EOS 5D Mark Ⅲ + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

TV 1/125 AV5.6 ISO 400 焦点距離 271 mm

 
 
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