だらりの帯

 だらりの帯 
 
舞妓さんの後姿で特徴的なのは、だらりと垂れた帯です。
ちょこちょこ舞妓さん目当てで京都に出かけていると、
だらりの帯の重なり具合に違いがある事に気づきます。
 
画像、真ん中の舞妓さんが左右の重なりの無い結びで、
左の舞妓さんは重なり角度の大きい見事なX字結び、
右の舞妓さんは中間の重なり角度です。
 
戦前などの舞妓さんの写真を見ると、
だらりの帯は左右の重なりがほとんど重ならない結びです。
時代と共に舞妓さんの着付けや化粧も変わってきているのですね。
 
舞妓の着付けをする男衆さんによれば、
より女性らしく優美に見せるのにだらりの帯の形を工夫されているとか。
五花街の中で上七軒が一番左右の重なりが大きく、
見事なX字結びをするそうだ。
先斗町は、一番だらりとし左右の重なりが小さいそうです。
 
先斗町は鬢形や化粧など、
昔ながらの雰囲気を大事にしている花街と言われていますので、
より昔の舞妓さんの姿に近いのかもしれません。
 
イメージ 1
EOS 5D Mark Ⅲ + 1.4Xテレプラス MC4 DGX-E + EF70-200mm F4L IS USM
TV 1/500 AV 5.6 ISO 1250 焦点距離 280 mm
 
 
Hatena Blog 「maido」も観てね!。