リュ・シウォン

 リュ・シウォン 
 
 慶尚北道安東市にある河回村は、洛東江(ナクトンガン)がS字に流れ、
川が村全体を囲んで流れていくといって「河回(ハフェマウル」と呼んだ村です。
 
村には300余軒に達する両班家屋と草家などの一般の家があり、
その両班(ヤンバン)家屋のひとつに韓流スターのリュ・シウォンの実家があります。
門の左柱に「柳 時元(リュ・シウォン)」と漢字で書かれた表札がありました。
柳成龍十四世孫に当たるそうです。
リュ・シウォンは両班の中でもすごく由緒ある家門らしい。
彼の先祖は朝鮮時代の右議政(ウイジョン)で、
リュ・ソンリョンといい宮中のトップクラスの高官だった。
 
柳 時元の表札の上に「柳 時観」の表札がありました。
柳 時観は父親か?と思ったが、
リュ・シグァンと読むようでリュ・シウォンのお兄さんです。
親の代からソウルに住んでいてリュ・シウォンはここに住んだ事がない。
 
門の右柱に、もう一つ表札がありました。
一番古い感じがする表札で「柳 善佑」と書かれていました。
リュ・ソヌと読むらしく、こちらが父親の名前です。
  
韓国時代劇で必ず出てくる両班とは、
両班制は、李氏朝鮮の16世紀ころに成立した文班と武班で政府に仕える文官と武官のことで、
またそうした役人を出している出身一族を指す。
ただし文官の方がはるかに地位が高いので普通文官のほうをいう。
政府の文官となるには科挙という難しい試験(内容は儒学)を合格しなければなれない、
だから親の地位を相続できる日本の貴族や、武士とは根本的に性格が違う。
 
両班は子孫に科挙合格者がいなくなると両班でなくなってしまう。
祖先に科挙合格者(文官)がおり、子孫もひき続き合格者を出している一族のみを両班という。
 
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