御田植神事・共奴
御田植神事・共奴
住吉大社・御田植神事の御田式場の儀は、
第一本堂から共奴(ともやっこ)の先導で行列が御田に参入、
第一本堂から共奴(ともやっこ)の先導で行列が御田に参入、
御田の周囲を一周した後、御田式場の儀がはじまるわけですが、
共奴は大阪供奴保存会の御奉仕で御田植神事を盛り上げているのですが、
なぜ大名行列の共奴が付くのか、奴振りが伝承されているのかという疑問がありました。
紀州家出身の将軍、八代吉宗、一四代家茂いずれもお国入りの時は、
二・三千人の供をつれての大きな行列だったようです。
で、共奴は宿場町などで日雇い奴を現地調達していたのです。
その奴さんや殿様の駕籠を担ぐ人(陸尺・ろくしゃく)は、
明治になると大名行列は無くなるので失業する訳です。
日雇い奴や陸尺を用達していた近江屋・駕友が、
明治8年大阪に移転し葬儀屋を始めた。
そして、大名行列を葬祭行列に取り入れた。
近江屋という屋号ですから近江商人なんでしょ、
好いアイデア商法を考え付いたもんです。
駕籠を担ぐ陸尺は、駕籠を揺らさない技を持っていたので、
棺桶運びに適した人達だったのです。
大名行列をしていた集団が葬儀屋になり、供奴の所作が現在まで残ったわけです。
がってん!!。
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