離陸と気温
離陸と気温
猛暑日が続き、今年は記録的な暑さの夏となっていますね!。
今日も猛暑日でしたのニュースと共に海や川での水の事故が報道されます。
暑いと何かと日常生活に事件事故不具合が出るな~!。
Myノートパソコン、冷房の無いところで長時間使用すると熱がこもりダウンするので、
冷却ファン付きの台にのせていますが、
それだけでは不十分で扇風機でパソコンと人を冷やしていますが、
生ぬるい風・・・・・。
調布市の住宅街に墜落した小型プロペラ機、
当時35度の気温も墜落原因の一つではないかと言われています。
暑さは航空機にとって、速度や上昇性能を引き下げる要因になるという。
航空機が前向きに進む「推力」は、エンジン出力が高いほど大きくなるが、
気温が高いと空気の密度が低くなり、酸素の量が減るため、エンジンの出力が下がる。
また、機体が浮き上がる力「揚力」は、空気の密度に比例するため、
気温が高くなって空気密度が下がれば、揚力も小さくなるためだ。
航空機の離陸には、エンジン出力に総重量、風向き、気温が関係するそうで、
離陸と気温で旅の思い出があります。
昔、中国観光で砂漠の町敦煌での出来事。
途中、空港への道路が交通規制されていた。
ガイドいわく、政府関係者が車で通過する為らしい。
車列が通過後、規制解除、そして敦煌空港到着。
早めにホテルを出ているので時間的に問題は無い。
西安行きに搭乗するのは、我々日本人ツアー客とドイツ人ツアー客がおもである。
バスを降りた時点でドイツ人ツアーの荷物が多いと思った。
搭乗時刻になっても搭乗案内が無い。
小さな空港(現在は拡張工事済)なので、
この時間帯は当機だけなので、何で遅れているか分からない。
遅れの案内放送も無いまま、15分、30分と過ぎていく。
45分過ぎた頃、現地ガイドや日独添乗員が情報収集に向う。
まず入ってきた情報、気温が高く離陸できないと言う・・・・?。
気温が下がるのを待っていると言う?????。
まあ、夕方に成るにつれて気温は下がるだろうが・・・?。
砂漠の中の空港だから40度近い気温で、
滑走路の路面の温度はそれ以上だろう。
どこからか、路面温度が高いからタイヤがもたないらしい・・・と聞こえてきた。
そんな馬鹿なジェット旅客機だよ・・・
着陸時のタイヤの負担の方が大きいで・・・・。
皆は気温が高いから飛べないなんて嘘だと思った。
中国だから何か他に原因があるのだろうと話す。
次に入ってきた情報は、ドイツ人ツアーの荷物を降ろしていると言う。
我々日本人の預け入れ荷物は一人1個だが、ドイツ人は一人2個以上は有った。
気温が下がらず、総重量を減らす為、ドイツ人の荷物を降ろして軽くして飛ぶらしい・・・?。
ここからでは、旅客機が見えず、荷物を降ろしている所は確認できない。
約2時間遅れで搭乗!。
空港施設から歩いて駐機場へ。
エンジンもかかっていないし、機内は冷房効いてない・・・。
乗務員の額にも汗が・・・・。
座席や機内を見渡せば、古い機材であるのことが分かったが、
それと高温で離陸できないが結びつかない。
中国語分かりませんが、何の侘びも無いまま離陸。
そして、機外は日が暮れて小一時間経ったころだと思う。
窓から覗いてみると蘭州の文字が見えた。
機内アナウンスは、燃料補給のための着陸と行っている(中国語の分かる日本人が通訳)。
窓から見ていると、前方にタラップが付けられ、スーツ姿の男4,5人が降りていった。
それも2台の黒塗りの乗用車に乗って離れていった。
私の座席窓からは給油の作業は確認できなかった。
ほんとに給油の着陸だったのか?。
高温の為、ドイツ人何人分かの荷物を降ろし、搭載燃料も減らして総重量を少なくして離陸。
その後、寄り道して不足燃料を給油。
そんな馬鹿な話は無いだろう。
この不可解な一連の出来事は何だったのか、いまだに謎のままであるが、
想像推理してみた。
我々の見送った車列はこの高級高官達だ。
高級高官達は、敦煌で用を済ませ、その日の内に蘭州に行かねばならなかった。
中国共産党高級官僚の権力により、この便を利用する手配になっていた。
その理由が高温の為、離陸できないである。
ドイツ人の荷物が降ろされたのは、総重量を減らす為ではなく、
たぶん、その賄賂品は、かさ張る物か大量だったのだろう。
なぜドイツ人ツアーの荷物かと言うと、
我々の方が先にチェックインして荷物も先に積まれていたと思われ、
最後のコンテナにはドイツ人の荷物が入っていたからである。
そして、我々には予定の無い蘭州空港着陸。
そして、中国共産党高級官僚は黒の大型乗用車で空港の闇に消えていった。
このように考えると辻褄が合うのだが・・・・真実は如何に!。
中国国内便であるし10年ほど前だから有り得る話である。
現在の敦煌空港からの就航路線を見てみると
蘭州中川空港(らんしゅうちゅうせんくうこう)便はあります。
しかし、我々の便は蘭州経由西安行きではなかった。
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