NO6 エジプト旅行記 = 王家の谷
メムノンの巨像、アメンホテプ3世遺跡跡を通り過ぎ向かうところは、王家の墓です。
王家の墓に向う道にはカラフルにペイントされた家が点在しています。
ペイントされた家は土産物屋です。
「ワセダ・ハウス」も車窓から見えます。
この建物は、テレビでお馴染みの吉村作治さんたち、早稲田調査隊が泊まるだけでなく、
図書館があったり、研究したりと発掘の拠点です。
王家の墓とは、岩山の谷にある岩窟墓群のこと。
24の王墓を含む64の墓が発見されている。
西の谷と東の谷があり、東の谷に60、西の谷に4の墓がある。
王家の谷駐車場に到着ですが、王家の谷は現在(2009年夏から)、
カメラやビデオの全面持込禁止になってます。
X線検査で手荷物を検査されますが、携帯電話は持ち込めます。
しかし、携帯電話での撮影は当然禁止です。
以前は、カメラ、ビデオの持込料を払えば墓の内部以外は撮影出来たそうです。
残念ですが、カメラをバス内に置き入場です。
上の画像が入場チケットで、80LE、為替レート換算ではなく観光客換算で1600円なり。
3つのパンチ穴が空いていますが、このチケットで好きな墓3箇所が見学できます。
チケット売り場横から入り、ビジターセンター入口で手荷物検査、
中に入ると地下の構造も精巧に作られた王家の谷の模型が有ります。
このビジターセンターは日本の鹿島建設が造ったと言う、日本のお金で出来ている事か!?。
このビジターセンターから王墓の近くまで、
「タフタフ」といわれる電動カート乗り物で移動します。
5分もかからない、わずかな距離ですが、気温30度の中、緩やかな上り坂を歩くのは辛いかも。
これに乗るのもお金がいりますが、
ガイドがまとめてチケットを渡していたので金額は分かりません。
乗車人数を数える訳でもなく、他の団体と入り乱れているので、無賃乗車は簡単です。
(借用可能な画像を使用)
墓には、発見された順にKV1~KV64という名前がつけられています。
見学したのは、王家の墓地図の(17番)ラムセス3世(KV11)、
(9番)ラムセス1世(KV16)、(21番)ラムセス9世(KV6)です。
墓の入口で並ぶのですが暑い、旅行前に入手した情報よりもはるかに気温が高い。
ガイドによると、ここ2、3日のルクソール日中の気温は30度を超えているそうな。
ここで、面白いことに気づく。
折りたたみの日傘を差して居る女性は、日本人か、中国系の人達である。
それも、日本人か中国系の人か区別できる。
なぜか、それは日傘の柄や色からである。
日本人の日傘は、黒か白、柄物でも地味な物、
中国系の人達のは、派手な色使いの大柄模様であった。
(21番)ラムセス9世(KV6)の墓内を見学中に事件が2件起こる。
一つ目の事件、石棺のある部屋へと続く下り坂の通路を、
1列に壁や天井のレリーフを見ながら進むのですが、なかなか前に進まない。
そこに中国系のグループが背後から石棺近くへと先に移動し、
西洋人の間に横入りしようとした。
そこで、西洋人と中国系のグループがもめだす。
それに気づいた番人が割ってはいるが、お互いヒートアップ。
西洋人の男性は、握り拳を突き出して威嚇するは、双方の女性(おばさん)はののしり合う。
結果、番人が中国系グループを列の後方に戻して一件落着かと思ったが、
石棺室を見て戻ってきた西洋人グループと、中国系グループが狭い通路ですれ違うわけで、
西洋人の方は興奮冷めやらず、にらみ付け、又もや拳を突き上げる。
この中国系のグループは、後で香港からの観光者と分かる。
以後、我々と観光コースが同じ、レストランも同じ、
いたる所でマナーの悪さが目に付く事になる。
二つ目の事件、石棺をカメラ付き携帯電話で撮影した西洋人若者が、番人に見つかる。
若者は、撮影していないと言い訳するが、
後方の我々にも携帯電話の液晶画面が輝いていたのが見えた。
若者は、番人に携帯電話を握られ外に連れて行かれた。
ガイド曰く、画像削除で済めばよいが、悪質だと判断されると罰金を科せられそうな。
そのてん、日本人観光客はマナー良いなと言うか、現地ガイドの言いなりか!?。
80LEのチケットで3箇所の墓が見学出来ますが、ツタンカーメンの墓は別料金である。
こちらは、100LE。
混んで居るかと思いきや、すんなり入れます。
ツタンカーメンの墓は、入場制限があり、午前200人、午後200人だ。
入場制限の為、すんなり見学出来た訳ですが、
墓の副葬品はカイロ考古学博物館に有る訳で、あっと言う間に見学終了、
100LEは高すぎだ!!。
撮影出来ないので、絵葉書を買い求める。
路上土産物屋が持っていた物より画質が良かったので、ガイド推薦の物を買うが、
1000円は高いと思う。
色々土産物を物色する暇がないので、妥協する。
EOS5D + EF24-105mm F4L IS USM & SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM